目次
ほったらかし投資とは
こういった人はぜひ読んで欲しい
毎日が忙しくて投資する余裕がない
投資をしたいけど、やったことがなくて自信がない
投資ってなんか難しそうだし、面倒なのはイヤだ!
上記のような項目に当てはまったのであれば「ほったらかし投資」をおすすめします。投資をして今の収入にプラスしたいという思いは多くの方が持っています。
時間がなくても、知識がなくてもできちゃうのが「ほったらかし投資」
ほったらかし投資の概要
ほったらかし投資とは簡単に言うと、入金だけ済ませて誰かに投資を任せる投資手法です。ここでいう誰かとはプロの投資家を指します。
投資やお金のことについては義務教育で習ってもいませんし、わからないことだらけですよね。自分で学んで投資をするのも、もちろんいいですがプロに任せてしまったほうが楽です。
大事なお金を使って投資をするわけですから、失敗したくないのは当然です。プロに任せれば、失敗の確立は素人よりも少ないのは明白です。
しかも、自身は入金して、ときどきどんな状況か確認すればいいだけなので時間がなくてもできちゃいます。
ほったらかし投資はまさに現代人のための投資手法です。大いに注目する価値がありますよ。
ほったらかし投資のメリット・デメリット
ほったらかし投資のメリット
ほったらかし投資のメリットは下記です。
入金するだけで後は勝手に投資してくれる
基本的にプロの知識で運用するので素人より勝率が高い
投資の知識がなくてもできる
さまざまな運用スタイルから選べる
一番のメリットは自分ではなくプロがやってくれることです。基本的にほったらかし投資の場合、金融機関に入金をするだけであとは勝手に運用スタートとなります。
どんな運用をするのか不安に思われるかもしれませんが、どのような運用をするのかもネットで簡単に確認できます。
たとえば、お金を堅実に増やし絶対に損をしたくないなら保守的な運用スタイルに任せればいいですし、損をする可能性があっても大きく勝ちたい!と考えているのであれば積極的な運用スタイルのものを選べばOKです。
投資をするにあたって、どんな目標を掲げているのかだけを想像すれば運用スタイルも見えてくることでしょう。月のお小遣いを増やしたい、将来のライフプランのためにお金を作りたい、老後資金を堅実に貯めていきたいなど、目標は人それぞれです。
ほったらかし投資は多くの目標をサポートしてくれます。投資をしたことがない、難しい言葉だらけでハードルが高いと感じている初心者でも十分できます。
ほったらかし投資のデメリット
メリットをお伝えしましたが、デメリットも少なからず存在します。
自分好みの投資ができない
損をしても相手のせいにできない
手数料を取られる
以上です。ほったらかし投資は細かい投資先や運用方法などを指定することができません。
ある程度、投資に自信があるのであれば、ほったらかし投資ではなく自分で考えて投資をしたほうがいいかもしれません。
そして、プロレベルの知識を持って投資をするのがほったらかし投資ですが、損をしてしまう場合もあります。
残念ながら投資の世界において必ず利益が出るということはあり得ません。相手にゆだねて投資をした結果、損をしても相手から損の分を請求することはできません。あくまでも投資は自己責任と覚えておきましょう。
また、相手に任せることによる手数料も発生しますので、どんな手数料が発生するかも確認するようにしましょう。
ほったらかし投資のおすすめ金融商品
ロボアドバイザー
ロボアドバイザーは、コンピュータープログラム(AI)を使って資産運用を本人の代わりに行ってくれるサービスです。自分の代わりに投資をしてもらうのが、投資信託です。その一種ともいうべきサービスで、AIに投資のアドバイスをしてもらったり、取引の全てを代行してもらうことができます。
- 知識がなくても始めやすい
- 1万円程度の少額からでも投資が可能
- 金融サービスの中でも手数料がほとんどかからない
- 手間がかからない
といったメリットがあります。詳しくは下記で解説しています。
ソーシャルレンディング
ソーシャルレンディングを簡単に説明すると、お金を貸したい人(企業)と、お金を必要としている人(企業)の橋渡しを行うインターネットサービスです。
創業や事業拡大等で一定の資金を必要としている事業主が、ソーシャルレンディング事業者に融資希望の申請を行います。するとソーシャルレンディング事業者は、申請された案件の将来性、リスク、事業主自体の信用度を細かく審査します。
この事業主であればお金を融資しても無事に返済される可能性が高い、と判断された事業案件のみ、投資希望者に対して公開されます。
投資を希望する人は、公開された案件の中から好きなものを選択し、ソーシャルレンディング事業者に対して投資を行います。
そして、ソーシャルレンディング事業者は、投資者から預かったお金を事業主に渡し、事業主は事業を展開。融資して貰ったお礼に毎月利子をソーシャルレンディング事業者に返済し、その中から手数料を引いたお金が投資者に利益配当される仕組みです。
資産を増やしたい人が事業資金を集めたい人に投資し、無事事業が成功したあかつきには、利子を含めて投資した資金を返済して貰う。貸手と借手の両者が共にハッピーになれるサービスとして、近年非常に人気を集めています。
僕自身のソーシャルレンディングの運用実績についても下記のブログで執筆です。ソーシャルレンディングのブログを見る。
ほったらかし投資のおすすめアセットアロケーション
アセットアロケーションとは簡単に言ってしまえば、資産配分を意味します。どんな資産をどのくらい持っているのか割合を設定することです。
たとえば投資を全くしていなくて、貯金だけしている人のアセットアロケーションは貯金100%になります。株式を金融資産の半分、残りが貯金の場合は株式50%、貯金50%になります。
アセットアロケーションはリスクをどのくらい許容できるかにより、おすすめが変わってきます。ここでいうリスクは損失をどのくらいまで受け止められるかを指します。たとえば運用する資金のうち、10%まで減っていいのか、3%まで減っていいのかでは投資スタイルが変わります。
一般的には国内株式、海外株式、国内債券、海外債券を均等に持つのがいいと言われています。もちろん現金や貯金は自身に何か起こっても安心できるだけの額を残しておくようにしましょう。
国内外の株式や債券を持つことで、それぞれの国や地域の情勢が一つ悪くなったとしても、他の金融商品がカバーしてくれる可能性があるためです。
もう少しリスクを高めて大きいリターンを目指したいなら海外株式を多めにする、もっと安全に運用したいなら国内債券と海外債券を多めにするなど工夫するといいでしょう。
少額投資でも積立×複利×時間の効果が重要
まず、元本は100万円、投資先の年利は10%とし、20年運用した時の比較をしてみます。
【単利運用の場合】
複利運用をせずに元本100万円、年利10%、20年間運用した場合は、
100万円✕10%=10万円
10万円✕20年=200万円
100万円+200万円=300万円
に増えることになります。
【複利運用の場合】
複利運用で元本100万円、年利10%、20年間運用した場合は、
100万円✕10%=110万円
110万円✕10%=121万円
・
・
・
これを20年コツコツ行うと
611万5909円✕10%=672万7500円(端数は繰り上げしています)
となります。
ということで、それぞれの20年後の金額を引き算すると
672万7500円-300万円=372万7500円
という、結果になりました!
さらに、単利運用した時と、複利運用した時のグラフはこちらです。
特に注目して頂きたいのは、一旦増え方が加速していくと、複利と単利で一気にその差が開くことです。
こうして複利運用について事前に知っておくことで、初めのうちはあまり差がないけど、長期的に見ればその差が開くことは分かるので、複利運用を行ったほうが効率がいいことが分かりますね!
積立投資については下記記事で詳細を解説していますので、ぜひ参考にしてみてください~!
ほったらかし投資を行う手順
どんな運用をしてもらうのか考える
リスクを高くとってでも大きい利益を狙いたいのか、少しの損失もせず着実に利益を重ねたいのかで投資方法は変わってきます。
自身の元手をどうしたいのか?リスクはどこまで取れるのか?を確認しましょう。
リスクの取り方は人それぞれですが、生活レベルが落ちないラインであるかが一つの目安になります。たとえば貯金100万円をすべて投資に回すのはリスクが高すぎます。
生活状況にもよりますが、仮になくなっても大丈夫なラインを設定するだけで、どんな運用をしてもらうのかが決まってきます。
お目当ての金融商品を探す
運用スタイルについて設定できたら次はお目当ての金融商品を探しましょう。
利回りが高く設定されているソーシャルレンディにするか、最新のテクノロジーを活かしたロボアドバイザーにするのかは自身で判断してみましょう。
自動的に分散投資になりやすいロボアドバイザーのほうが安全性がやや高い印象ですが、ソーシャルレンディングを複数投資することも考えてもいいかもしれません。
覚えておくべきことは安全を高めたいなら分散投資をしてリスクを減らしハイリターンを求めるなら集中投資をするといいでしょう。
ネットで登録
お目当ての金融商品を探したら、保有している会社に連絡をして登録をしましょう。
基本的にインターネットを利用して登録をすることができますので、時間がない人でもちょっとの隙間時間で登録することができます。登録内容は自身の個人情報や銀行口座、マイナンバーなどが必要になりますので用意しておくようにしましょう。
ネットでの登録は会社によりますが早ければ3日、遅くても2週間ほどで開設されます。少しでも早く投資を始めたい場合はすぐに対応するようにしましょう。
入金をして投資スタート
ネットで開設したら、入金をしましょう。初めての投資の場合、ドキドキして手が震えるかもしれません。ゆっくり深呼吸をして、何のために投資をするのかを思い出してください。そうすれば、自然と落ち着くでしょう。自身の納得がいくようにしてください。
そして入金をしたら、お目当ての金融商品を選んでスタートです。最初は資産の増減に一喜一憂するかもしれません。投資のだいご味を感じることで、上手なお金の使い方もできるようになるかもしれません。
時々、資産状況を確認する
ほったらかし投資なので、基本的に運用のことを細かく気にする必要はありません。プロの知識をもとに自身のお金を運用しているので、売るとか買うとかを意識することはありません。
自身で運用をする場合はどのタイミングで売るか買うかを考える必要がありますが、ほったらかし投資はそんなこと考える必要がありません。
しかし、ほったらかし投資でも時々は資産状況を確認するようにしましょう。資産総額が上がっていれば、ルンルン気分で鼻歌を思わず歌ってしまいます。
ほったらかし投資を実際に行ってみた
今回は最近話題のロボアドバイザーを行ってみました。私自身は残業が多いサラリーマンであり30代を間近に迎えた現状、今後のためにも資産を構築したいなと思っていました。
そんな時にロボアドバイザーの存在を知りました。ネットやニュースでもAIについての情報が多く、これからのトレンドになることからも、これならひょっとしたらと思いました。
AIは医療の現場でもすでに使われているなど、想像よりも早く生活に溶け込んでおり、投資でも活用できるのであれば、ひょっとしたらスゴイことになるのではと予測し、思い切ってやってみました。
私がやったロボアドバイザーは富裕層が活用している資産運用の方法を踏襲したものですので、運用についてはある程度の信用をしていました。また、手数料が安いのもうれしかったです。たった1%の運用報酬なので投資信託よりも全然安いのもよかったです。
気になる運用成績ですが、私がやった方法としては積立投資です。毎月1万円を入金して、あとはロボアドバイザーに任せました。
1年間ほどやってみた結果、資産総額は12万5382円になりました。総額で12万円投資しているので大体、4%ほどの利益です。投資としてはかなり良いほうだと思います。
最初は損をしても勉強代と思って、飛び込みましたが無事に利益が出てよかったです。本当に私自身は何もしていないのに勝手に資産が増えていてびっくりです。
1年間ほどやってみてわかったことは複利の力を使うことでさらに多くの利益をあげられるとわかったことです。今後はもっと資産を増やすために積立額を増やそうかも検討しています。